梅雨から逃げて大雪山

だいぶ時間が経過してしまったが6/15に北海道の最高峰である大雪山へ登らせていただいた. 北海道は本州が梅雨に入ってもあまり影響を受けないので選んだわけだが, 北海道の山の装いは本州と比べると冬が残っていた. 大雪山はロープーウェイで標高を上げることができる. 大雪山のあたりはアイヌ語でカムイミンタラと言われているが, まさに広大な庭のような装いをしている. ロープーウェイからは大自然の庭を見渡す事ができる. これまで何回か登山でロープーウェイに乗ることがあったが景色の良さは一番良いと言っても差し支えないのではなかろうか? 大雪山という山は火山である. 今でもところどころ噴気を上げており大地の力を感じることができる. 登山道は実に火山らしい地質をしており富士山や不忘山のそれと似ていた. 標高は2290mと低いものの北にあるだけあり寒かった. 最初は半袖で行動できていたが, 8合目を越えたあたりからは厳しくなりレインウェアを着用して行動していた. 長野の3000m級の山の同時期の気候に近いのではなかろうか? 本州の山と同じ気持ちで行くとパウチカムイにとりつかれるぞ. 山頂からはトムラウシ山の稜線がよく見え十勝岳まで縦走したくなる. 私は今回日帰りで登った. 次の日の天気が悪くなければ避難小屋かテントで宿泊して山を楽しみたかった. 後ろ髪を引かれる気分であったが自然には勝てないので仕方ない. 次は別の季節にも訪れたいと思う.

6月 27, 2019